めでたい!アンモナイトは縁起もの

いろいろな唐草模様がありますが、
こちらはタコの吸盤のようにみえることから、
“蛸唐草”とよばれています。
どことなくアンモナイトにみえませんか?
唐草模様とは、つる植物の葉や茎が絡まりながら曲線を描き渦を巻く模様。
生命力が強く、途切れることなく連なっていく様子から、
「繁栄・長寿」を象徴するおめでたい模様として、
古来より親しまれてきました。
永遠と再生のシンボルと言われる渦巻き模様は
時代や文化を問わず、広く愛されている“かたち”のひとつ。
自然界にある巻貝や植物のつるなどから
インスピレーションを得たとも言われています。

親しみやすいかたちでありながら、どこかあやしい魅力も漂う渦巻き模様。
アンモナイトにはまる人々は、この“かたち”に
魅了されているのかもしれません。
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「ルリボシカミキリの青」 “青に魅せられた少年”
ベストセラー「生物と無生物のあいだ」の著者、
分子生物学者福岡伸一氏のエッセイ。
広い視野と謙虚な姿勢で “世界”を見つめていらっしゃいます。
少年時代の鮮烈な “青” との出会いのエピソードは感動的です。
虫の虫だった福岡少年の憧れ、それは鮮やかな青色のルリボシカミキリ。
その“青”は、フェルメールさえも作りえないといいます。
ルリボシカミキリの青に魅せられた昆虫少年は、
やがて生物学者になりました。
色あせないその “青” を追いかけて・・・
分子生物学者福岡伸一氏のエッセイ。
広い視野と謙虚な姿勢で “世界”を見つめていらっしゃいます。
少年時代の鮮烈な “青” との出会いのエピソードは感動的です。
虫の虫だった福岡少年の憧れ、それは鮮やかな青色のルリボシカミキリ。
その“青”は、フェルメールさえも作りえないといいます。
ルリボシカミキリの青に魅せられた昆虫少年は、
やがて生物学者になりました。
色あせないその “青” を追いかけて・・・
博物図譜とデジタルアーカイブⅤ “この冷静な美しき世界”

18世紀~19世紀に描かれた生き物や植物。
時代、文化、言葉、全てを越えて視覚に訴えてきます。
写真や映像技術がなかった頃、生き物や植物の記録を残すには、
人の手による以外方法がありませんでした。
記録に残したい、伝えたいという思いが
精緻で写実的な作品群を生んだのでしょう。

クラウディオ・ゲイ「チリ全史」(1847-1857)より オウムガイ・アンモナイト・巻貝
今回で5回目を数えるこちらの企画展。
今後の展開が楽しみです。
無料貸し出しのiPadと連動している展示方法は画期的。

会場 武蔵野美術大学美術館 展示室3
会期 10月6日(土)まで
入館無料・日曜・祝日休館
詳細はこちらでご確認ください。
http://www.musabi.ac.jp/exhibit/10_hakubutsu/
今晩のおかずにも登場! 「チリモン博物誌」

釜揚げシラスの中に小さなイカを発見!!
とくに意味はないけれど、わくわくするような・・・。
このわくわく感に通じるのが、“チリモン”。
チリモンとは、チリメンモンスターの略称で、
ちりめんじゃこの中に混じっている、じゃこ以外の生き物たちのこと。
この本の素晴らしいところは“ おもしろさ” と “専門性” が両立しているところ。
チリモンたちの分類、それぞれの特徴や生態についての解説も充実しています。
その種類の豊富さにも驚きです。
何か見つけたとき、どんな生き物かが分かると、
おもしろさに分かる楽しさが加わり、世界が広がってゆきます。
それにしても、せいぜい1~2センチほどの小さなチリモンに夢中になるのは
いかにも日本人らしい感性ではないでしょうか。
「特別展 石の世界」 “石は知っている”

どこにでも転がっている石。
ふと考えてみると、いつ、どこからやって来たのか、彼らは不思議な存在です。
ありふれた存在でありながら、
どこかミステリアスな石に改めてふれてみませんか?
もの言わぬ石ですが、その来歴を丹念に追っていくことで過去を知り、
現在を知り、そして未来への手がかりをもたらしてくれるといいます。
石は“地球の情報通”なのです。
250万年前の打製石器にはじまり、現代の高度な産業技術に至るまで、
人類は長きにわたって石の恩恵を受けてきました。
人と石との長く深い関わりについても思いを馳せる機会となるでしょう。

東京大学駒場博物館
会期は9月17日(月)まで
入場無料・火曜定休
詳細はこちらでご確認ください。
http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/exihibition.html