ぼんやり眺める 「東大古生物学-130年の軌跡」
“東大古生物学” と聞くと、どこか
とっつきにくい感じがしますが、それはさておき・・・。

こちらの企画展の化石標本の編集の仕方は独特。
東大における研究成果を研究者の足跡とともに展示しています。
日本の “古生物学発祥の地”ならではと言えるでしょう。
それもさておき・・・。
会場は、化石の世界に浸るには、広すぎず、狭すぎず、
ちょうどよい空間。
標本そのものの “生命のかたち” を造形美として
ただぼんやり眺めてみるのも化石の楽しみ方の一つです。

壁面いっぱいにディスプレイされた作品は、
カメラマンの山田昭順氏によるもので、
「化石の気持ち」に思いを馳せながら撮影したとのこと。
化石標本それぞれの “かたち” の魅力を
存分に引き出しています。
会場 東京大学総合研究博物館1階特別展会場
会期 平成25年1月11日まで
入場無料
詳細は下記にてご確認ください。
http://qr.net/jDlR
とっつきにくい感じがしますが、それはさておき・・・。

こちらの企画展の化石標本の編集の仕方は独特。
東大における研究成果を研究者の足跡とともに展示しています。
日本の “古生物学発祥の地”ならではと言えるでしょう。
それもさておき・・・。
会場は、化石の世界に浸るには、広すぎず、狭すぎず、
ちょうどよい空間。
標本そのものの “生命のかたち” を造形美として
ただぼんやり眺めてみるのも化石の楽しみ方の一つです。

壁面いっぱいにディスプレイされた作品は、
カメラマンの山田昭順氏によるもので、
「化石の気持ち」に思いを馳せながら撮影したとのこと。
化石標本それぞれの “かたち” の魅力を
存分に引き出しています。
会場 東京大学総合研究博物館1階特別展会場
会期 平成25年1月11日まで
入場無料
詳細は下記にてご確認ください。
http://qr.net/jDlR
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自然に学ぶものづくりフォーラム コオロギ先生現る!
積水化学が10年にわたり推進してきた
自然の営みをものづくりに生かす研究を支援する事業。

なかでも、コオロギの一生を見つめる金沢工業大学の長尾隆司先生の講演は
とても興味深いものでした。
先生の研究によれば、隔離して飼育したコオロギは、
集団生活で飼育したコオロギよりも激しく異常な攻撃性を示すといいます。
「氏と育ち」、「遺伝と環境」という古くて新しい問題を考えるうえでも
示唆に富む研究結果です。
このような研究を通じ、昆虫と人間の共通点を解き明かし、
感情とホルモンの関係を明らかにすることで、
うつ病などの心の病の治療薬の開発に結実する可能性があるのだそうです。

クラウディオ・ゲイ著 「チリ全史」(1847)より コオロギ
コオロギの一生は100日ほど。
そこには画期的な技術のヒントが隠れています。
自然の営みをものづくりに生かす研究を支援する事業。

なかでも、コオロギの一生を見つめる金沢工業大学の長尾隆司先生の講演は
とても興味深いものでした。
先生の研究によれば、隔離して飼育したコオロギは、
集団生活で飼育したコオロギよりも激しく異常な攻撃性を示すといいます。
「氏と育ち」、「遺伝と環境」という古くて新しい問題を考えるうえでも
示唆に富む研究結果です。
このような研究を通じ、昆虫と人間の共通点を解き明かし、
感情とホルモンの関係を明らかにすることで、
うつ病などの心の病の治療薬の開発に結実する可能性があるのだそうです。

クラウディオ・ゲイ著 「チリ全史」(1847)より コオロギ
コオロギの一生は100日ほど。
そこには画期的な技術のヒントが隠れています。
カタツムリに弟子入り! その“生き様”に学ぶ
汚れた殻を背負ったカタツムリを見つけたことがあるでしょうか?
彼らの殻はいつも“キレイ”なんです。

栗本丹洲著 「千虫譜」(1811)より
その秘密は殻の表面にはしる細かな「溝」。
これによって、殻の表面は常に「水の膜」で覆われ、
この水の膜が汚れを浮かし、雨が降ると流れ落ちるのです。
なんと“メンテナンス・フリー”
こうしたカタツムリの殻の構造を外壁材に応用し、
耐久性や防汚効果に優れた商品の開発に成功した企業もあります。
生物の特徴をまねて製品の機能を高めるものづくりの手法を
「生物模倣」(バイオミメティクス)といいます。
生き物たちの“生き様”に学ぼうというわけです。
地球46億年の歴史からすれば、わたしたちヒトはほんのひよっこ。
偉大なる“先輩”は、身近なところで静かにたたずんでいます。
彼らの殻はいつも“キレイ”なんです。

栗本丹洲著 「千虫譜」(1811)より
その秘密は殻の表面にはしる細かな「溝」。
これによって、殻の表面は常に「水の膜」で覆われ、
この水の膜が汚れを浮かし、雨が降ると流れ落ちるのです。
なんと“メンテナンス・フリー”
こうしたカタツムリの殻の構造を外壁材に応用し、
耐久性や防汚効果に優れた商品の開発に成功した企業もあります。
生物の特徴をまねて製品の機能を高めるものづくりの手法を
「生物模倣」(バイオミメティクス)といいます。
生き物たちの“生き様”に学ぼうというわけです。
地球46億年の歴史からすれば、わたしたちヒトはほんのひよっこ。
偉大なる“先輩”は、身近なところで静かにたたずんでいます。