漂えど沈まず・・・・儚くもたくましく

ミズクラゲ
ふわふわ漂う透明な体。
これも、“生命のかたち”
しばしば、漁師さんたちを悩ませる、
エチゼンクラゲのように、巨大なクラゲもいますが、
クラゲも色々。

こちら、この時期、各地の沿岸で見られる、
「ドフラインクラゲ」
傘の高さが2センチほどの、
春を告げる、小さなクラゲです。
動いているのが不思議なくらいですが、
ここにも、生命が宿っています。
クラゲの体は実に単純。
体の90パーセント以上が水分で、
脳もない、心臓もない・・・
胃、口、触手などがあるだけの、
なんとも、シンプルライフなのです!
それでも、生きるために必要な機能を搭載した、
極めて優れたシステムと言えましょう。
そんなクラゲの起源は思いのほか古く、
その祖先は、およそ10億年前に
地球に出現したと言われています。
人類が現れるずっとずっと前から、
儚くも、たくましく生き抜いてきました。
そして、これからも、漂えど沈まず・・・・

カブトクラゲ
写真は全て東海大学海洋科学博物館にて撮影しました
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