いい仕事してます! 驚異の縫合線(ほうごうせん)

北海道産 ダメシテス (白亜紀後期)
アンモナイトの表面に菊の葉模様。
これはアンモナイト自体の模様で、
「縫合線(ほうごうせん)」とよばれています。
アンモナイトの殻の内部は、体(軟体部)が入っている
住房(じゅうぼう)と、気体の入っている気室(きしつ)
とで構成されています。

≪断面≫ 外側の灰色の部分が住房、仕切りに区切られている部分が気室
北海道産 ゴードリセラス (白亜紀後期)
気室は、隔壁(かくへき)という仕切りで区切られていて、
この隔壁は、中心でカットした断面では単純ですが、
外側にいくほど複雑な曲線を形成します。
表面の殻を剥がすとあらわれるのが縫合線。
見れば見るほど複雑で精緻な模様。
設計図も下絵もなく形成したのです。
まさに、生き物のなせる驚異的な自然の造形美。
いい仕事してます!
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